著者 : しお
転生したBLゲームの世界で姫と呼ばれている事を俺はまだ知らない転生したBLゲームの世界で姫と呼ばれている事を俺はまだ知らない
目が合えば顔をそらされ、話しかければ逃げられるーー。 存在そのものが嫌われている俺(木戸ルイ)は、学園に入学したその日、とある人物を目にして気づいてしまった。 ここは、前世で腐女子の姉がハマっていたBLゲームの世界だ! けれどすぐに、モブの俺には関係ないなと思い直す。それより学園デビューで嫌われ者の俺にも友達ができるかも! そんな期待を持っていたが、結局皆から距離を置かれてしまった。 せめて迷惑をかけないようにひっそり静かに過ごそうーーそう決意しぼっち飯をしていたら、ゲームの主要キャラでヤンキーの白伊先輩に「調子にのってる」と絡まれてしまう。 高圧的に接してきた先輩だったが、俺の境遇に同情したのか「んじゃあ、俺とダチになるか」と提案してくれる。 ……え、今友達ができた!? 舞い上がる俺に白伊先輩はこの世界の『友達付き合い』の方法を教えてくれるのだが、白伊先輩だけでなく他の主要キャラも距離が近すぎて……? ☆ 書き下ろしSS「姫、スカウトされる」と、シーンを彩るモノクロイラストも収録!
イケメン最強冒険者を従えてイケメン最強冒険者を従えて
四年前に異世界に転移したシロは、冒険者として細々と暮らしていたが、ある時、勇者候補と噂される美形冒険者アーレンと一緒に仕事をすることになる。他人の魔力にアレルギーを起こすアーレンだが、なぜかシロに触れても問題なく、さらにシロの魔力がアーレンを癒やすことがわかる。アーレンは積極的にシロとかかわりを持ち、これまで不安と孤独に苛まれてきたシロも側にいることに安心感を覚えていた。そんな中、誰にも見せたことのないシロの痣が、アーレンの「勇者の刻印」と同じ文様だと発覚し…!?
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