著者 : しばの結花
この声が、きみに届くならこの声が、きみに届くなら
高1のゆめは、中学のときから片想いしている本城先輩に、バスケ部で再会する。 けれど、過去にトラウマがあり、声のコンプレックスのせいで先輩とうまく話せずにいた。 バスケ部の沙月や新田先輩のおかげでやっと仲よくなれた、その矢先。 「また明日」と言ったのに、先輩は学校に来なくなってしまう。 最初はとまどうゆめだったが…!? 恋にひたむきな高校生の甘酸っぱい青春ストーリー。 自分の声が大キライだった。 言いたいことが言えない自分も。 でも先輩に出会って、変われる気がしたんだ。 先輩との距離が少しずつ近くなっていく毎日が、楽しかった。 それなのに……。 どうかお願い。この声が、きみに届きますように……。
PREV1NEXT