著者 : すずの木くろ
上司からのパワハラと日々の激務に疲れ果てていた水戸幸次は、ある日自宅のポストに「女神の種」と書かれた袋が届いていることに気付く。説明書きのとおりに種を植えてみたところ、あっという間に実った球体から緑髪の小人の少女が誕生。ノルンと名乗った少女は「私があなたの女神なのですよ!」と宣言し、幸次が理想と考える世界へ連れて行ってくれると言うのだが!?現世と理想郷を行き来しながら楽しく冒険!押しかけ女神様と新米救世主の凸凹トリップファンタジー。
「奴らの手から砦を奪い返すのだ!」隣国バルベールからの攻撃で、国境砦を奪われたアルカディア。バレッタたちは捕虜として砦に残されたジルコニアを救出するが、敵に見つかってしまう。追手から逃れる中で突如現れたのは、不思議なウリボウの大群で…?さらにイステール領軍は、砦奪還に向けて出撃。カズラも鎧をまとい、新兵器を携えて軍に同行することになりー。「小説家になろう」発、異世界救世ファンタジー待望の第九弾。描き下ろし番外編ではジルが幼女に!!?
「苦情?バルベールから?」年越しの宴の興奮も覚めやらぬ中、カズラとジルコニアは領主ナルソンから隣国バルベールに関する報告を受けていた。曰く、バルベールの国境沿いの村が1つ、完全に破壊されたらしい。バルベールはこの襲撃をアルカディア人の仕業と決めつけ、賠償金を請求してきたのだ。休戦協定の中、かつてない緊張をみせる両国。そしてカズラの胸には、すっきりしないものがうずまいていてー。「小説家になろう」発、異世界救世ファンタジー待望の第七弾。
イステール領の財政を改善するため、自作のガラス玉を雑貨屋に売りにきた一良だったが、そこで偶然にもリーゼがこれまで一良に対して猫をかぶっていたことを知ってしまう。一方その頃、一良の帰りを待つバレッタは、風呂にノコギリに製材機と、一良がもたらした知識をもとに次々と新しい器具や設備を開発していた。しかし、その心の中はどうにもリーゼと一良の関係が気になるようでー。「小説家になろう」発、異世界救世ファンタジー待望の第五弾。著者渾身の書き下ろし番外編「虹の彼方」では、10年前、バルベールとの決死の山岳戦に挑んだジルコニアの姿が描かれる。
宝くじで一夜にして大金を手にした志野一良。イステール領で穀倉地帯の改善に精を出す一良だったが、ある日、領主ナルソンの娘であるリーゼより「親愛のブレスレット」を渡される。そのブレスレットは、アルカディアにおいて告白の際に用いられる特別なものだった。しかし、一良はそんな意味があるとは露知らず、そのブレスレットをバレッタに見せてしまいー。「小説家になろう」発、異世界救世ファンタジー、待望の第四弾。書き下ろし番外編の「果たされるべき誓い」では、バルベールに生まれ故郷を襲われた直後、ジルコニアの隠された過去が描かれる。