小説むすび | 著者 : どっぐす

異世界へ転移し、魔族の国で魔王公認の治療院を営むことになった若きマッサージ師・薬師寺マコト。人間との戦争に従軍した彼は、籠城戦の最中にある城塞都市リンブルクにて女勇者オーレリアの奇襲を受け、拉致されてしまう。連れてこられたイステール王国で、マコトは、魔族を裏切り人間に協力するよう求められる。さもなくば処刑ーリミットが迫る中、説得役を買って出たオーレリアは、あの手この手でマコトを心変わりさせようと奮闘。そんなオーレリアが抱える不調に気づいたマコトは彼女を施術し、魔王と重なるその生い立ちを知って、交流を深めていく。一方、劣勢を挽回できない魔国軍だったが、魔王とルーカスは諦めず前向きさを失っていなかった。マコトの帰還を信じて…。そしてついに魔国の成り立ちの秘密を知るマコト。彼の出した答えは？異色の異世界マッサージファンタジー、大幅加筆＆書き下ろしを加え、堂々完結！

治療院の開業に失敗して人生を諦めていた若きマッサージ師・薬師寺マコトは、ある日、謎の転送屋によって異世界へ送られてしまう。彼が転移したのは、長きにわたり魔族と人間の争いが続く世界だった。さっそく魔族に捕まり、魔王軍参謀ルーカスの奴隷にされてしまうマコト。だが、治療魔法をも凌駕するマッサージの力に興味を持ったルーカスがマコトに言い渡したのは、魔国での開業だったー再び開いた治療院を切盛りしつつ、横暴な魔王をケアしたり、従軍治療したり、時には勇者に襲われたり…奮闘するマコト。戦争が激しさを増すなか、魔法が使えるのになぜか劣勢の魔族たちに、マコトは一筋の希望となる…のか！？ネット小説界でも異色の異世界マッサージファンタジー、大幅加筆＆書き下ろしを加えて、ついに書籍化！