著者 : みすみ
邪魔者は毒を飲むことにしたー暮田呉子短編集ー邪魔者は毒を飲むことにしたー暮田呉子短編集ー
裏切りの先にあるのは、終わりなき後悔と、 永遠に失われる愛ーー 愛されていたはずだったーー 邪魔者にされ続けた彼女の最後の望みとは? 公爵家の長女として生まれ、周囲に愛され幸せに暮らしていたリリティア。彼女の生活は、ある日父親の再婚によって一変した。リリティアを陥れる継母、味方だったはずの兄、見て見ぬ振りをする父親……。そして唯一の救いと思えた婚約者からも見放された彼女は、ある偶然をきっかけに「死」を決意するーー。『邪魔者は毒を飲むことにした』『今日、離婚します。さようなら、初恋の人。』『植物令嬢は心緒の花を咲かす』『私の思考は停止致しました、殿下。』『帰る場所のなかった男の話。』『偏愛の代償』の全6作品を収録。
スワンプマン芦屋沼雄(暫定)の選択(1)スワンプマン芦屋沼雄(暫定)の選択(1)
芦屋珠雄はある種の神秘を継承する家系に生まれた普通の高校生である。 とある事情により急ぎでまとまった金銭が必要になった彼は、道端で出会った謎の男の口車に乗せられて、高額の報酬と引き換えに謎の装置の処置を受けることになった。 数日後、何の変化も自覚できないため、装置のことを忘れようとしていた珠雄のもとを七瀬と名乗る少女が訪ねてくる。 彼女は珠雄が処置を受けた装置の行方を追っており、その効果は【意識の連続性を遮断する】ものだと言った。 それはつまり、芦屋珠雄の意識は既に消滅していて、今の自分はオリジナルの肉体と人格と記憶を引き継いだ別の存在だということを意味しており……? 自らを沼雄と名乗った珠雄は何に巻き込まれたのか知るため、そして犯人の企みをくじくために七瀬と共に事件を追うことになるがーー MF文庫Jライトノベル新人賞、選外デビュー作、MF文庫Jが贈る単行本として登場!
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