著者 : サイ
エイダンと妹マリーヴェルもすくすくと成長し、さらに幸せな生活を送っていたペンシルニア家。ある日、家族みんなで旅行に行く計画が上がり……?
奴隷の自分を買った侯爵家当主で鬼人のロイから無条件に愛を与えられることで、心を開き彼の伴侶となった「渡り人」のリン。リンを巡っての王宮との騒動のほとぼりが冷めた頃、突然ヴェルデ侯爵家を茉莉花が訪ねてくる。どうやら、王政が弱体化したことにより、周辺貴族たちの間で王位争いが起こっているらしい。一方、渡り人を使って王族が何かを企んでいたらしいと情報を掴んだロイは、獅子獣人の友人を訪ねるが、そこでリンはかつての飼い主の貴族に遭遇し、攫われそうになる。間一髪でロイが救出するが、その貴族から、「リンを狙っている連中がいる」という情報を知り…?
前世で3人の子供と夫を遺し、闘病の末に病死した“私”。 気が付いたらファンタジー小説の悪役夫人に転生していた!? 破滅ルートを回避しながら、めいっぱい息子に愛情を注ぐことを決意するシンシア。可愛い息子と愛重めな夫と共に、幸せな家庭は築けるのかーー?
侯爵家当主で鬼人のロイに買われた「渡り人」で奴隷のリンは、ロイから無条件に可愛がられ、屋敷の鬼人たちからも大切に扱われることで、閉ざしていた心を開き始める。奴隷の証であった首輪から解放され、自分の意志でロイの伴侶として生きることを決意したリン。新人使用人のくせに高飛車な翼人ハーフのアーマドとぶつかることで、この世界での自分の存在価値に向き合い、ロイとの絆をより強くしていく。そんな折、異世界召喚されたときには見向きもされなかった王宮から、渡り人を探しているという報せが入り、リンとロイは王宮へ出向くことになるが…?
幼い頃、突然異世界に落下したリンは、役立たずのレッテルを貼られ奴隷に落とされる。虐げられ絶望していたリンを買ったのが、侯爵家当主で鬼人のロイだった。食べられるか蹂躙されるのだと思いきや、リンの役目は「ロイの過剰な魔力を流し込む器になること」でーー? 抱き枕役は嫌だけど、鬼なりの愛情でやせっぽちなリンの体調や食事に気を配り、ペットように可愛がるロイに、次第にリンは心を開いていく。鬼族の使用人たちからもこれまでになく大切にされ、リンのボロボロの心は少しずつ癒されていくがーーある時、奴隷時代のトラウマを思い出させる人物と再会し…!?