著者 : ジェ-ムス三木
葵(中)葵(中)
関ケ原の合戦に勝利をおさめ征夷大将軍となった家康は、念願の江戸幕府を開くと厳しい政策と大名支配により盤石の体制を築き上げる。圧倒的に不利な状況のなか、豊臣秀頼を戴いた大坂方は最後の大勝負に出るが…。偉大なる父・家康の背中に息子・秀忠は何を見たのか。徳川政権の継承という壮大なドラマは佳境へ-。
八代将軍吉宗(中)八代将軍吉宗(中)
兄たちの相次ぐ死により二十二歳の頼方は、紀州五十五万五千石の国主徳川吉宗となった。一方、将軍家では、五代綱吉の後を受けた六代・七代将軍がともに短命、財政破綻の危機に陥る幕府はますます混迷の度を深める。紀州か、それとも尾張か、次期将軍の座を賭けた息詰まる抗争の果て、吉宗はついに八代将軍となる。幕府の、そして日本の命運は彼の手に委ねられた。NHK大河ドラマの出版化。
八代将軍吉宗(上)八代将軍吉宗(上)
17世紀末、尾張・紀伊・水戸の徳川御三家は、五代将軍綱吉の後継者の座をめぐり、水面下で激しい争いを続けていた。それは、紀州藩部屋住みの庶子である源六にとって、ほとんど無縁のはずであった。しかし運命の歯車は、すでに大きく動き始めていた。
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