著者 : ナナカワ
優しい死神は、君のための嘘をつく(1)優しい死神は、君のための嘘をつく(1)
「はじめまして、僕は死神です。君の魂をもらいに来ました。」病室で目を覚ました真尋は、ある日突然目の前に現れた死神から三十日以内に自分の命が尽きることを告げられる。今まで入退院を繰り返しずっと一人ぼっちだった真尋にとって、死ぬことは何も怖くない……はずだった。しかし不器用だけど優しい死神と日々言葉を交わすうちに、どんどん彼に惹かれている自分に気がつく。もっと生きたい。けれど、無情にも運命の日は訪れてしまう。そんな真尋に、死神は今までついていた“嘘”を告白しはじめるーー。 これは決して結ばれることのない、余命僅かな少女と死神の切ないラブストーリー。
この空の下で、何度でも君を好きになるこの空の下で、何度でも君を好きになる
友達や継母とも上手くいかず、浮いた存在の瑞穂。そんな彼女を救ってくれたのが和臣だった。大好きな彼と事故に巻き込まれた瑞穂は、一枚の「秘密の写真」をきっかけに和臣を庇い死んでしまう。それは瑞穂が、もう一度和臣と出会うために抱えたたった一つの「嘘」が招く優しく、切ない、すれ違いの恋の予兆であったー。
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