著者 : 七夕さとり
王都の騒動を経て、領地に戻り落ち着いていた私、ユミエラ。だが「ユミエラさんと張り合えるのはユミエラさんしかいませんわね」というエレノーラの発言がきっかけで、脳内私VS私バトルが始まってしまう。そして気がついたらー私の左半分が死後の国に迷い込んでいたってどういうこと!?ともあれ生き返るため、この謎の国の探索を始めることに。一方現世のもう半分の私も、未決着の左右対決に勝利するためーもとい、この状況を解決するため動き始めて…!?
装備を作ると騙されて王都に連れ出され、結婚式の衣装の準備をさせられむくれたりしつつも、平穏な日々を過ごす私、ユミエラ。そんなときにエレノーラが学園時代の旧友に会いに行くのについていったら、家が政争で王都追放寸前なのを何とかしてくれと頼まれてしまう。だが、裏で糸を引く財務大臣は魔王と恐れられる私の動きまで計算に入れて立ち回っていてーあれ、これ腕力だけじゃ解決しない感じ!?でもこれは売られた喧嘩、高値で買って真っ正面から粉砕します!!
邪神を倒しレベル上限を突破した私、ユミエラ。準備中のパトリックとの結婚式が大仰になってきて軽くマリッジブルーの真っ最中だ。しかも彼の兄が出席を拒んでいるという。つい勢いで家出して、うっかり隣国にたどり着いてしまったが…何かこの国、私をナマハゲみたいに恐れているんですけど?騒ぎになっても困るので、訳ありらしき謎の人に匿われて潜伏していたら、隣国の権力争いが絡む陰謀に巻き込まれて戦場に出かけることになりーえ、標的は実は私!?
「ボクは闇の神レムン、起きてよボクの巫女さん」「人違いです」-突如現れた闇の神から巫女認定され、「並行世界から、世界を滅ぼしたユミエラがやってくる」と告げられた私。そういえばここは乙女ゲームの世界。裏ボスのユミエラが勇者たちに勝ってしまった世界線があるということか。襲ってくると言われても最初は興味が薄かったが、自分を倒せばレベル99という上限が解放されると聞きーそれは、ちょっとやる気を出さなければなりませんね!
RPG系乙女ゲームに悪役ならぬ裏ボス令嬢として転生しながら、ひとまず無事魔王を倒し、学園を卒業した私、ユミエラ。恋人同士になった(ような気もする)パトリックも領地についてきてくれるとのことなので、人生順風満帆だ。だが、治めるべき領地は両親のせいで荒れ放題。腐敗貴族達も第二王子を担ぎ上げて、何やら企み始めているらしい。まあ力業で何とかしますよーってどうして止めるの、パトリック?え、私が暴れるほうが被害甚大だからやめろ!?
RPG系乙女ゲームに悪役令嬢ユミエラとして転生した私。でも実はユミエラは、本編ではショボいが、エンディング後には裏ボスとして再登場し勇者と渡り合うキャラでーつまり超絶ハイスペック!ついゲーマー魂に火がついて鍛えた結果、学園入学時点で私はレベル99に達してしまっていた。ゲームのストーリーには関わらず目立たず平穏に過ごすつもりが、入学早々レベルがバレて、ヒロインや攻略対象達には魔王と疑われてしまい…!?