著者 : 三丘洋
勇者様のお師匠様 VII勇者様のお師匠様 VII
継がれる“剣匠”ミトの遺志。集う仲間たちの覚悟。広がる帝国の戦火。復讐に燃えるジェイドの憎悪。動き出す“皇帝”アレクセイと、“人ならざるもの”の影。レムルシル全土を巻き込んだ戦争の終末。そして“勇者”レティシアと、“お師匠様”ウィンの願いー。「俺は、レティと初めて会ったあの日から、ずっと…」あの日描いた夢の向こうへ。“落ちこぼれお師匠様”の英雄譚、感動のフィナーレ!
勇者様のお師匠様(5)勇者様のお師匠様(5)
帝都シムルグに蠢く暗雲は、未だ晴れることを知らない。闇の組織に忍び込んだ“副長”ケルヴィンが辿り着いた、ひとりの男。貴族誘拐事件の真相を追うウィンが行き着いた、ひとつの嘘。それらが示す先に浮かび上がったのは、かつての“背教者”の影であった。真相を求めて“皇太子”アルフレッドがリヨン王国への訪問を決したそのとき、冥府の底より喚び出されし“魔族”がゆっくりと動き始める。
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