著者 : 三井秀樹
小説鴉天狗カブト(黄金獣疾風編)小説鴉天狗カブト(黄金獣疾風編)
大永一年戦国時代。人々は殺りくと略奪に目を血走らせ、戦いに身を投じていた。『愚かなり人間』地上に渦巻く欲望と憎悪の念に引き寄せられた鬼が再びよみがえった。その名も“黒夜叉道鬼”という魔道士は、この世を闇の世界に変えるという野望のもと、地獄から妖魔どもを召喚する。一方、この刻を待つひとりの男がいた。かつて、道鬼を封じ込めた鴉天狗の子孫“カブト”である。彼は、妖剣“飛龍”を手に入れ、守護神“四神”を集結して道鬼を迎え撃つ。カブトと道鬼は光と闇、決して相容れることのない宿命であった。かくして、時代を越えた二人の男の永遠の戦いが始まる。
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