著者 : 三木謙次
時は平安。羅刹という化け物に呑まれて行方不明になった中宮・章子。その身代わりとして、彰子が参内することになった。だが内裏に入った彰子にまでも羅刹が忍び寄ってきて!?大事な彰子のためにも、見習い陰陽師・昌浩は、急いで中宮を探し出そうとする。一方、敵の天狐・凌壽と最後の戦いにのぞむ覚悟をした安倍晴明。彼と十二神将たちとの別れの時も近づいていた!?見習い陰陽師物語「少年陰陽師天狐の章」、ついに完結!!
時は平安。天狐の血を引く大陰陽師・安倍晴明とその孫・昌浩。「…そろそろ限界だ」謎の天狐・晶霞の言葉どおり、昌浩は、その身に流れる天狐の血に呑まれかけていた。そして晴明もまた、命をとりとめたものの危険な状態が続いていた。一方、昌浩への想いにめざめ、彰子への嫉妬をつのらせていた中宮・章子の心の闇に、怪僧・丞按がふたたび忍び寄ってきてー。大人気シリーズの見習い陰陽師物語「天狐の章」第4弾、登場!!
時は平安。大陰陽師・安倍晴明が倒れた。眠っていた異形の力、天狐の血が、その命を削り始めたのだ。晴明を救う方法を探す末の孫・昌浩だが、彼自身も天狐の血に生命を蝕まれつつあった。そんな最中、中宮・章子は、藤原氏を恨む謎の怪僧・丞按にとらわれ、また彰子も天狐に連れ去られてしまう。立て続けに起こる事件に、昌浩が下した決断はー!?大人気シリーズ「少年陰陽師天狐の章」第3弾!!
時は平安。相棒の物の怪とともに都に戻ってきた、大陰陽師・安倍晴明の末の孫・昌浩。だが、失われた『眼』の力は房らないままだった。一方、都では、彰子の異母姉妹である中宮・章子が病に倒れ、中宮の平癒祈願に向かった晴明が、玄い影に襲われるという非常の事態が起きていた。昌浩は中宮の里内裏である土御門殿を訪れるが、そこには謎の怪僧が待ち受けていた!?大人気の見習い陰陽師物語「天狐の章」第2弾、登場。
時は平安。稀代の大陰陽師・安倍晴明の末の孫で、半人前陰陽師の昌浩。出雲で人を滅ぼす黄泉の軍勢を食い止めた昌浩は、その時の後遺症で霊力を削がれたうえ、陰陽師に必要不可欠な『眼』までをも失ってしまう。しかも、大切な相棒である紅蓮も昌浩の記憶を失い、彼に辛く当たるように。そんな中、郷では心が壊れたり行方不明になる人々が続出していてー!?大人気の見習い陰陽師物語、待望の「天狐の章」開幕。