著者 : 上杉幸彦
銀行員たちのプライドと抵抗 全3巻、堂々完結! 武田らは多通貨会計による外国業務システムを完成。さらに富士通とパッケージの共同開発を進めたが、上層部が一方的に中止した。その陰で経営トップは福島交通問題を隠蔽し、無謀な融資拡大に走り、破綻の足音が忍び寄っていた。一方、脱税防止策を遵守する行員たちの供述が金丸逮捕の決め手となった。金丸脱税事件の真相は────。 『日債銀破綻の原罪』の著者が紡ぐ。 破綻か再生か──克明に再現・検証される日債銀のターニングポイント 第五章 外国業務開発 第六章 アブノーマル・エンド 第3巻 あとがき
昭和の銀行で最先端の開発を 昭和46年4月不動産銀行本店に異動した武田は、新設された事務管理部オンライン班に着任。不銀全店のシステム化を練る議論の熱き日々。業務を分析し、処理の手順を起こし、プログラム設計書をつくるクリエイティブワーク。新方式の外国為替計理で海外店システムを開発した武田は、ニューヨーク支店開設準備のためアメリカへ旅立ったーー。 『日債銀破綻の原罪』の著者が描く。 コンピュータ黎明期、システム開発に 奮闘する昭和の銀行員の群像劇。 第2巻 システム開発篇◆目次 第三章 オンラインシステム開発 第四章 ニューヨーク支店システム開発 第二巻終章 総合オンラインシステム苦難の船出
昭和の銀行を実直に生きた、重厚な人間物語 昭和40年4月、学生運動に参加した日々を胸に秘め、不動産銀行本店に初出勤。 新入行員研修では算盤と格闘。タイガー計算器を回し、伝票を繰って帳尻を合わせ、 支店一丸で決算を乗り越えた懐かしき日々の記録。 高度経済成長期を舞台に、激動する銀行業界に生きた「昭和の銀行員」の姿から 見えてくるものとはーー。 『日債銀破綻の原罪』の著者が問う。 「出世するだけが、人生の目標ではない!」 序章 第1章 名古屋支店 第2章 金沢支店 あとがき