小説むすび | 著者 : 上杉辰

著者 : 上杉辰

【POD】因果【POD】因果

著者

上杉辰

発売日

2025年3月4日 発売

[商品について] ー「天罰覿面、誠に悔しく無念だが、もう、私が頼りにする人も、身を寄せる所もない」- 五十歳を目前に控えた弁護士の純一は既婚者でありながら、マニラでの道楽にはまり込み、やがて現地で愛人関係を結んでいた女の中に自身の子を宿してしまう。今後の身の振り方に悩む純一だったが、そんな中、たまたま受けた人間ドッグによって胃癌が発見される。手術のために余儀なく始まった入院生活。しかしそれは、彼がそれまでに重ねてきた罪の清算を迫る日々への入口でもあった。--性の欲望に溺れた報いを受け、ついに身も心も滅ぼした男はそのとき何を思うのか。人としての心、そして生きる意味を問う、実話に基づいた意欲作。 [目次] 回顧 病の入口 夫婦関係 病院生活スタート 手術日 追い出される 実家へ 親子旅行 最後の安らぎ 別れ 改心 未来へのスタート 〈あとがき〉 著者略歴 [担当からのコメント] 人はときに、それが罪であることを自覚しながら、欲望や誘惑に勝てず過ちを犯してしまう生き物です。そんな人間のエゴと弱さを正面から描きぬいた本作。純文学の世界にどっぷりと浸かりたい方、必見の一書です。 [著者略歴] 上杉辰  現在、社会福祉法人、桂華(けいか)会理事長

【POD】不徳──生きる意味とは【POD】不徳──生きる意味とは

著者

上杉辰

発売日

2022年9月30日 発売

[商品について] ー倦怠と無関心の中を生きる全ての夫婦へー 妻の久子と出会ったとき、私には幼馴染で結婚を意識し合った恋人・静香がいた。元華族の家柄の生まれで上品な性格の久子に心が移ると、私は騙すように静香と別れて久子と結婚した。しかし子供も生まれ結婚生活が落ち着くと、私は出世欲や夜遊びの快楽に溺れ、次第に家庭を蔑ろにするようになってゆくーー。不徳の中を生きる「私」と妻・久子の人生を縦糸に、日本統治下での朝鮮の歴史や人々の生き様、人間の中にある愚かさを織り込んで紡ぎあげた、夫婦と生の物語。 [目次] はじめに 妻を娶(めと)らば 犬猿の仲 詰問の夜 風の音 砂上の城 栄光の陰で 済州島へ 旅の始まり 大河内家族の朝鮮 幸不幸 二つの出来事 予期せぬ出来事 隠遁生活 天罰覿面 儚きかな人生 死神に勝てず あとがき 略歴 [担当からのコメント] 仮想の人生を描くのが物語であっても、その物語が読者の人生に触れるとき、それは現実となって意味あるものへと変わっていきます。本書の中にある人生に、あなたは何を見るでしょうか。この物語が、あなたの人生にとって良き出会いであれば嬉しく思います。ぜひご一読ください。 [著者略歴] 上杉辰(うえすぎ しん) 私に皆様に誇る程の経歴は有りませんので今、私が思うことを一筆認(したた)めて見ます。 夕暮れの寒い静かな部屋のテーブルの前の座布団に一人ぽつんと座り佇むと人生の黄昏どきを強く感んじます。 仕事に遊びに情熱を滾(たぎ)らした、若き日々を思い浮かべると懐かしくも有り遣る瀬ない気持にも成ります。もう一度、あの日に戻りたいがそれは夢の夢、この頃、時々紙の上にペンを走らせることに何んの意味が有るのだろうと自問自答することも有りますが今の私に出来ることはこれだけと己に言い聞かせ文字を追って居ます。

【POD】灯明影絵ーー連理の枝にも日が暮れて【POD】灯明影絵ーー連理の枝にも日が暮れて

著者

上杉辰

発売日

2021年5月28日 発売

[商品について] ー人生とは、ろうそくの炎のようなものー 60歳を過ぎたら会社経営から手を引くという予てからの考えを実行した私は、長年連れ添った妻と旅をし、各地の名物料理を食べ歩き、欲しい物があれば好きなだけ買い求める自由気儘な生活を続けていた。しかしどんな贅沢をしても、有り余るほどの時間があっても、そこには何の喜びも楽しみもなく、あるのは仕事をしていた頃への思いとため息ばかり。そんなとき「波瀾万丈な人生を赤裸々に、或いは第三者的・客観的な目で見つめ直して、今までにない発想で文章として蘇らせたら」という従姉の言葉がふと頭に思い浮かんだ私は、意を決して筆をとり小説を書き始める。突如として襲った妻の病、そして自らにも忍び寄る病魔の中で、最後に望むものとはーー。人生において大切なものは何か、命の儚さの中にある人の想いを問う、自伝的小説。 [目次] 有終 思いもせぬ出来事 療養生活の始まり 〈一時の安らぎと大きな苦悩〉 〈マニラからの帰国後〉 〈病魔と覚悟の時〉 〈最後の幸運〉 あとがき 著者略歴 [出版社からのコメント] 人生や幸せについて、生きていると様々な機会に考えることもあるかと思いますが、その色合いは人生のどの季節を過ごしているのかによって大きく変わっているのではないかと思います。本書の中にある人生がどの様な色合いを持ち、そこに何があるのか、ぜひ手に取って味わっていただければ嬉しく思います。 【著者略歴】 上杉 辰(うえすぎ・しん)(本名 穐山和壽) 著書【電子書籍版】 『えにし: 或る男の三十年』(2019年5月)22世紀アート 『波の華 上巻』『波の華 下巻』(2019年8月)22世紀アート 『夢幻』(2020年2月)22世紀アート 『ふたつの絆』(2020年7月)22世紀アート

【POD】続 えにし:三十歳からの十年【POD】続 えにし:三十歳からの十年

著者

上杉辰

発売日

2020年11月30日 発売

[商品について] ー泥まみれの魂が求めるものとはー 前科のある自分を人の道に戻してくれた「大将」の死を乗り越え、託された想いを受け継ぐ決意を胸に新たな人生を歩み始めた野村光夫は、新居を構え、生涯の伴侶を得て、家族の温もりの中で幸せな生活を送っていた。しかし、突如として起きた妻の両親の事故死によって、運命の歯車は再び狂いはじめる。妻の入院、不倫、忍び寄る病魔・・・欲に溺れ道を外れた光夫が自らの死期を悟り取った行動とはーー。 前作「えにし」に続き、人の弱さ、生きることの難しさを描いた、苦悩と終わりの物語。 [目次] まえがき 心機一転 人生山あり谷あり 新生活とその先 人生の危機 病院生活スタート 懲りない欲望 手術日 追い出される 家族のもとへ 最後の親子旅行 最後の安らぎ 生き恥 あとがき [出版社からのコメント] 純粋な気持ちでまっすぐに生きていこうとしても、心の中に潜む欲や驕りは気づかないうちに大きくなっていることがあります。本作を通じて、生きることの難しさや自分の心を蝕んでいるかもしれない様々なものを見つめ直すきっかけを持っていただければ嬉しく思います。 【著者プロフィール】 上杉 辰(うえすぎ・しん) (本名:穐山和壽) 静岡県沼津市出身

【POD】ふたつの絆【POD】ふたつの絆

著者

上杉辰

発売日

2020年8月1日 発売

[商品について] 九死に一生を得て捕虜となり、マニラで終戦を迎えた青年。 ソ連軍の侵攻により家族と離れハルピンから引き揚げてきた少年。 急速に変わりゆく戦後社会の中で、政治や裏社会に足を踏み入れながら、彼らは何を思い、どの様に生きたのか。 「家族」とは、「生きる」とは、「やさしさ」とはーー。 戦争という現実を背負った二つの人生を、人生の四季の中で丁寧に描く二つの小説を収めた作品集。 [目次] 第一話 消えなかった炎  忌まわしき青春  再出発の始まり  思いもせぬ出来事  煩悩  苦悩  病と決意 第二話 人生浮き沈み  一 願いとは  二 茨の道  三 不思議な出会い  四 正義の道程  五 日中間への思い  六 私の身の上話し  七 計報  八 生まれ故郷へ  九 朗報 著者略歴 [出版社からのコメント] 人間に限らず、生きるものは長く生きれば生きるほど、多くの傷を負っていきます。それでも立って前に歩き続けなければならない私たちにとって、本当に大切なものとは何でしょうか。本書に収められた二つの人生の行方から、様々な思いを感じ取っていただければ嬉しく思います。 [著者プロフィール] 上杉 辰(うえすぎ・しん)(本名 穐山和壽) 人様に語るほどの経歴はございませんので、ご容赦ねがいます。

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