著者 : 下川香苗
ビビリでヘタレ、「怖い、無理」が口癖の奈緒。高校に入ったら自分を変える!と思ったのもつかの間、入学式の日に派手にケンカをしていた赤い髪の不良男子、鬼瀬くんに呼び出された!?でも彼の第一声は「結婚を前提につきあってください!」…怖いと思ってた鬼瀬くんの優しさや意外な素顔に触れて、どんどん彼のことが好きになる奈緒。最高に甘い初恋のゆくえは!?
7月31日、葵海の誕生日。幼馴染でバンド仲間の陸に気持ちを伝えられないままライブに臨むが、失敗してしまう。落ち込む葵海は事故に遭い…目覚めた日はライブの一週間前だった。戸惑う葵海に陸は言った。「俺、時間を戻せる」陸は、時を遡るレコードで何度も時間を繰り返し、葵海の重大な運命に抗おうとしていた。陸の深い想いを知った葵海に再び7月31日が訪れる…。
野球部の応援をする吹奏楽部員に憧れ、吹奏楽の名門、白翔高校に入学したつばさ。入学式の日、野球部の大介と交わしたひとつの約束と、彼への恋心を支えにきつい練習をがんばってきた。しかし、吹奏楽部も野球部も全国の壁は高く、ふたりの約束は果たされないまま。そして約束は、最後の夏に託されるー。河原和音の大人気コミックス原作の映画、感動のノベライズ!
「好き」が積もっていくー。まだ恋をしたことのない、高校1年生の木下仁菜子。ある日、帰り道の電車の中で、学校中の女子から人気を集める同級生の一ノ瀬蓮に偶然出会って…!?少しづつ、会話を交わすようになった2人。クールな蓮の優しい言動に触れるうち…今までに感じたことのない、気持ちが芽生えて!?大人気コミックス原作の映画を完全ノベライズ!!
地方都市で暮らす平凡なOLの亜季子。高校生のときからつきあっている恋人・遙生は東京で暮らしていて遠距離恋愛中だが、いずれは彼と結婚するつもりでいる。新居にする予定のマンションを購入し、幸せな未来を思い描く亜季子。だが、地元に戻ってきた遙生に、東京で出逢った女性を呼び寄せて一緒に暮らすつもりだと告げられてしまう、亜季子の平凡な日常の歯車が、少しずつくるい始めて…。
浜田山美術大学の建築家3年の竹本祐太は4月のある日、キャンパスで油絵科の新入生の花本はぐみの姿を見つける。一瞬にして心を奪われてしまう竹本。するとそこに、彫刻科7年生で大学一の変人とも呼ばれている森田忍と、建築科4年の真山巧がやってきて、無理やり竹本を連れ去るが…。美大を舞台にした、全員片想いのせつなくさわやかな青春ラブストーリー!発行850万部超のコミックが原作のTVドラマ「ハチミツとクローバー」を小説化。
恋人を追って上京する、恋が最優先の女の子・小松奈々。歌で成功することを目指して上京するボーカリスト・大崎ナナ。同い年で名前も同じふたりが、列車の中で出会い、そして運命に導かれるように、東京で共同生活を始めることになるが…!?矢沢あいの超人気コミックが原作の映画『NANA』。その魅力をあますところなく小説化した、珠玉のノベライズ。
19歳の女子大生、望月美月。誕生日に、彼氏の安西知己と別れてしまった美月は、茫然と町をさまよう。たどり着いたのは古い洋館。聴き覚えのあるギターの旋律に誘われるように中に入ると、そこにはロンドンから来たミュージシャン、アダムがいた。一週間後、アダムと待ち合わせをした横浜美術館の交差点で、美月は車に轢かれてしまう!知己もその現場を目撃していて…!?矢沢あい作品を初めて実写化した、映画『下弦の月』のノベライズ。
あたし、菜々子。城南中の1年生で、いま妖精に夢中なの。そんなあたしに、友だちの千佳やユキはひややかな態度。イジワルなクラスメートの麻由にも、バカにされちゃったし。でも、あたし平気なの。だって担任の羽渕先生も、妖精が好きだったんだって!あたし、先生に教えてもらった妖精ティタニアをよぶおまじないを、ためしてみた。すると、ある夜、キラキラ輝く不思議な夢をみたの…。
そのひとから初めて手紙がきたのは2年前、あたしが小学5年生の夏休み。『とつぜん、すみません。…いつも、あなたのことを心にかけています…』そんな文面で、『倉島水帆様』あてさきは、たしかにあたし。だけど、差出人の住所も名前もない。それからも何通も届いたそのひとからの手紙。その、あたしに対するやさしさ、思いやりに心うたれあたしはそのひとに恋してしまったのです。
お好み焼き『ペーパー・ムーン』はパートさんがお休みしてるんで、商店街の福引きの当番が割り当てられた日は、あたし、奈々子と耕介くん、マスターの三人は大変。急いでるのに遅刻して怒られ、苦手のネギで指切って、ついでに階段でコケてカワイイ女子高生を踏んづけてしまった。そしてその女子高生が大富豪の柿の木御殿のお嬢さまで、耕介くんを恋人にしたいと、あたしにライバル宣言をした。
世の中、なんて不公平なんだろう。親友の亜理沙は、スポーツ万能、成績抜群、おまけにきれいで、取り柄のかたまりみたい子なのに。そんな子の友達でいられるのが不思議なくらいに、何をやってもダメなあたし。けどね、ちょっとキザっちい森野君と出会ってから、あたしも、少しずつ変わってきたような気がするんだ…。あーあ、森野君と亜理沙が“仲のいい幼なじみ”じゃなきゃいいのになぁ。
サラサラの天然パーマの髪に銀縁メガネ、黄昏の光がよく似合う人ー憧れの水原広毅先輩!あたしの夢は先輩は同じ西高のギター部に入って「スカボロー・フェア」をふたりでアンサンブルすること。ところが、晴れて西高に入学、あとは先輩との劇的再会を待つのみ!ってところで思わぬ災難。なんと、学校じゅう探しても先輩がいないの!あ〜ん、人生っていまいちうまくいかないわっ。
橘恭斗。あたしに真っ紅なバラの花束をくれた季節はぐれの転校生。寮友の紀子さんいわく「もしかして、あみりんにひと目惚れ?」橘くん、女の子たちに人気沸騰!でもバイトに明けくれるあたしには関係ない。あたし、橘くんから借金していた、200円。橘くんを探す。バスケットに興じる彼、メチャ上手い。取り囲む女の子たち。歓声、どよめき。そんな中で、あたし、橘くんのキスされていた!