著者 : 中山夏樹
「ノート1954」「ノート1954」
満洲から現代へ ──祖父が遺した“開拓誌”に封印された記憶を揺り起こす。世代を超えて問われる、歴史と責任。二つの時間が交錯し、封印された記憶がいま明かされる。 満蒙開拓団の歴史とその帰還者たちの記憶、そしてコロナ禍に直面した旅行業界の苦悩。 現代の経済合理主義との対峙を織り交ぜながら、個人の苦悩と再生を描く衝撃の社会派フィクション! 戦争の記憶はまだ終わっていない──。
サイゴン陥落の日にサイゴン陥落の日に
学生時代をともに謳歌した哲朗と真紀とラムは、四十年後、約束の場所で再会を果たせるのかー。晩成文学賞を処女作で受賞した表題作にさきがけ文学賞、埼玉文芸賞準賞の受賞作を加えた注目の定年後作家初の単行本!
PREV1NEXT