著者 : 丸尾丸一郎
さよなら鹿ハウスさよなら鹿ハウス
伝説になりたかった。 自身の原点である、 忘れられない放熱の2年間を描き切った 七転八倒の上京物語。 これほど熱い青春小説はもう生まれない。 つまずきだらけの「劇団鹿」7人は、関西に逆ギレをかまし、オンボロのハイエース1台で上京。 角田角一郎、オレノハーモニー、ジョン・J・ウルフ、渡辺ダガヤ、山本サトル、入交YOSHIKI、そして座長・鹿の子チョビン。 男6人と圧倒的に強い女1人というヒエラルキー集団は、東京北西端の地・東久留米に家賃13万円の城「鹿ハウス」をかまえ共同生活を始める。 バイトを禁じ、恋愛をほぼ禁じ、ただひたすらに「伝説になる」ための研鑽を誓った約束の2年間。 伝説になりたくて、がむしゃらに心と身体を燃やすしかなかった、7人が確かに生きていたんだーー。
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