昭和三年、『週刊朝日』の懸賞小説に入選、のちに物議をかもした『芦屋夫人』を始め、耽美派文学の真髄に迫る珠玉短篇集の復刻版。伏字部分は、すべて注釈つき。即日発禁処分となった幻の話題作、半世紀を経て、ここに完全収載。