著者 : 住田真理子
崋山先生の画帖崋山先生の画帖
どこまで画人なのか! 渡辺崋山という人は──。書生、同志、用心棒、妻ら、周辺の人物が語る新しい渡辺崋山像。 「崋山敬愛者の語り部に軸足を置き、新しい崋山像を提起した。」 別所 興一(元愛知大学教授・渡辺崋山研究者) 第一画 母の面影 第二画 田原の猪狩り 第三画 もずの鳴音 第四画 獄中素描 第五画 蜻蛉のこころ 第六画 渋谷宮益坂の仇討ち
公務員船頭 牛川の渡し物語公務員船頭 牛川の渡し物語
「船頭なんてカッコ悪い。俺は船頭には向いていない!」 やる気ゼロの青年が配属されたのは、 平安時代から続く渡し船の船頭だった。 東海日日新聞好評連載小説 もくじ 第一章 千年の渡し船 第二章 戦火の若者たち 第三章 川べりの桃源郷 第四章 渡し船が廃止⁉ あとがき
ハイネさん 豊川海軍工廠をめぐる4つの物語ハイネさん 豊川海軍工廠をめぐる4つの物語
●ふたりは出会った。好きな本が読めなかった時代に。-ハイネさん ●空襲の混乱で、三人の朝鮮人徴用工が逃げ出した。-赤塚山のチョンス ●親子で出かけた大阪万博、その熱気で、母が思い出したものは…。-太陽の塔 ●100歳を迎えた祖父は、今日も庭に割り箸を立てている。 彼の記憶を、誰も知らない。 -杭を立てるひと ______________________________ 愛知県豊川市にある豊川海軍工廠跡地の見学会に足しげく通い、インタビューや当時の工廠の資料などから、若者たちの青春を巧みに描き出した作品全4編。
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