著者 : 佐倉淳一
学校ジャック学校ジャック
エリート学園で立てこもり事件が発生した。首謀者は、数学の天才・広瀬と同級生の生徒3人。だが実は彼らは、学園のコンピュータシステム「ミライ」が閉じ込めた人質だった。「ミライ」から、10年前に起きた生徒失踪事件の解明を要求された広瀬は、事件の容疑者とされ自殺した父の無実を証明するため、「ミライ」に協力することに。一方、学園の外では爆弾魔が現れ、街が大混乱に陥ってしまうー。疾走感あふれる学園ミステリ。
明日明日
小2担任の鈴木千香は、トラブル続きの翔太に悩んでいた。問題児に詳しい丸先生と出会い、千香はもっと別の接し方があると気づく。子育てに悩む翔太の両親に、丸先生は「発達障害って面白いのよ」と告げた。「大切なのは、原因、行動、結果の3つ。子どもがどんなプラスを得たか、観察して記録すること」。丸先生の言葉を実践した両親と千香は、少しずつ穏やかになる翔太を見て安堵するー。子どもとの接し方を学べる成長物語。
明日明日
城南小学校の二年二組では、今日も沢田翔太が暴れていた。何か一つでもボタンが掛け違うと感情の制御が利かずに暴れてしまう翔太を、担任の鈴木千香はコントロールできずにいた。これまでは、それでも大事はなかった。これまでは…。その頃、雑誌編集者である翔太の父・孝夫は、窪島修一という青年を取材していた。自閉症の彼は、新しい職場で再起を期していたが…。発達障害・自閉症の二人と周囲が抱く葛藤、そして彼らの成長を描いた、私たちの“明日を変える”温かなヒューマンドラマ。
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