著者 : 八尋八尾
気弱令嬢に成り代わった元悪女 02(2)気弱令嬢に成り代わった元悪女 02(2)
元悪女のアリアドネが同名の少女に成り代わって二年。十四歳になったアリアドネは、貴族子女が集まる学院に入学した。ある日皇太子から病弱な妹皇女・セシリアの様子を見るように頼まれたアリアドネは、爪の先が変色するという皇女の症状に違和感を抱く。さらに貧民街では、原因不明の病気が流行り始めていた。亡くなった人達は、皇女と同じく爪が変色していたという。その流行り病は、二十二年前の毒殺事件と酷似していたのだった。共通点を見出したアリアドネは、黒幕を突き止めるため動き出す!!書き下ろし短編2本収録!
気弱令嬢に成り代わった元悪女 01(1)気弱令嬢に成り代わった元悪女 01(1)
帝国歴144年、帝国内で起こった毒殺事件にかかわっていたことで稀代の悪女として生涯を終えたアリアドネ・ベルネットであったが、目を覚ますとそこは二十年後の帝国。気弱で内気なアリアドネ・フィルベルン公爵令嬢に成り代わっていたー。12歳で自ら命を投げ出した彼女の日記にはフィルベルン公爵家の“闇”が綴られていた。貴女の気持ちが痛いほど分かるわ、アリアドネー。彼女の無念を晴らすため、アリアドネ・フィルベルンとして生きていくことを決意する。同じ名を持つ、正反対のふたりが共につかむ幸せとは!書き下ろし短編2本収録!
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