著者 : 北沢拓也
売れない作詞家の加勢淳一郎は、四十九の時に離婚し独り暮らしをはじめた。ところが、そこから急に女性にモテだした。性格も暗く、気難し屋に見えるのになぜか?女運がよくなるにつれ、時代に合わなくなったといわれた仕事でも、ヒットを飛ばしはじめる。音楽家、人妻、OLと、貞淑から淫乱まで様々なタイプの美女が集まる、熱き男の日々。
泰平グループ傘下の泰平電装社長急逝の後を継いで、元女優でもある若き未亡人、白石真砂美が社長となった。だがその矢先、美貌の女社長のレズシーンを盗撮した写真が、脅迫状とともに送り付けられる。その調査をするのが、この物語のヒーロー花形淳平である。彼こそ泰平グループ内の醜聞を極秘裡に葬り去る闇社員であった。
世の真珠ブームにのり、売り上げを伸ばしている宝石販売会社社長の井尻俊作は、商売ものの真珠を自分のモノに埋め込んでいる。その自慢のモノで井尻は、顧客の貞淑な人妻を口説き落とし、未知の快楽へと誘い、人妻たちもその熟れた唇戯で井尻を絶頂へと導くー。猟色も仕事もパワフルにこなす、絶頂請負人の昼夜を問わない八面六臂の活躍を描く長篇官能ロマン。
条件は名器の持ち主しかも人妻。昨日も今日も人妻を誘惑し続けるが…。良人をもちながら働く女性群が、性生活の不満をぶつけてゆく主人公・姉川は大の人妻好き。彼の性技で働く人妻たちがくり展げる狂態、痴態。
武蔵野の清涼学園で映画論の講義を受け持つ吉武源一郎は、表向き爽やかな四十男のイメージだが、実は淫蕩な好色講師。彼の魅力にひかれたイケイケの女子学生は数多だが、その中の一人が、ベツドの中で同僚の美人講師遠山冴子が、吉武に興味を持っていると教える。吉武は早速、行動開始。知的美人を恥語責めでイカせ、ホテルに直行するや、抜群の性テクニックで彼女を快楽の絶頂に導かせる。
私立女子大・聖花学院にマスコミ学講師として招かれたタレントの牛丸誠一郎。ある日彼は、先輩助教授・風間の娘・淳子に誘われ、図書室で関係をもってしまった。睦言に彼女の母親が助教授の後添いで、欲求不満なことを知った牛丸。早速、美貌の夫人を陥落させ、情事の部屋へ連れ込んだのだが、夫人の乱れようは、上品な容姿から想像もできないような貧婪さで…。
「スーパー丸美屋」の社長・吉永真一郎は、中背で身体つきがほっそりしていて髪の豊かな人妻が好みだ。密会をつづけていた秋葉彩に高杉水絵を紹介された。約束の電話をいれたら、水絵とテレホンセックスが始まってしまった。それから三時間後、二人はホテルで落ち合った。三十二歳の人妻の手指は、吉永のこわばりをさすりたてた。「しゃぶってくれるか」吉永は、水絵のふくらみ勃った乳首の実を、指で揉みころがした。「しゃぶらせて-」水絵は切羽詰まったように湿った声を絞り出した。
景気低迷のいま、どの企業も人件費削減のためのリストラ戦略が盛んである。大手電機メーカーの「アサヒ」も人事制度の改革を始めようとしていた。その矢先、極秘に作成していたリストが粉失する。このリストを見つけるよう業務命令を受けた総務課長の梶谷弘一は、リストを持ち去ったと思われる女を探し出すため、自慢の性技を武器に社内の美人秘書や部下たちの豊満な肉体を次々と征服してゆく…。長篇官能小説。
卓越した性技で次々と女子社員たちの肉体を漁る人事課長補佐・弓削清。彼の狙いは、直属上司であり次期社長候補夫人でもある魚住志麻を自らの性の虜にすることにあった。立場上、志麻部長の言いなりになるふりをしながらも、様々な恥戯で徐々に彼女を手なずけていく弓削。だがそんな彼の歪んだセックスの裏にはある暗い過去が影を落としていた…。長篇官能ロマン。
津島恭が人妻の杉本千絵と会う気になったのは、テレホンセックスでの泣き声まじりの絶頂感に刺激されたからである。彼女がテレホンセックスでオナニーをおぼえたのは、夫がインポになったからだという。上品な装いで俯き加減に目を伏せ、きわどい冗談にも気恥ずかしそうに甘く睨んだりする千絵だが、性愛には貧欲に燃える…。夫と違う性技を求める人妻の性宴。
社運を賭けた一大プロジェクトを進める東西不動産に、計画の成否の鍵を握る大地主から出されたある条件。それは名器の女性を提供しろという要求だった。専務の深谷に直々に命じられ、本社勤務の女子社員の中から名器の持ち主を探し出す任務に就いた開発課課長・徳光正弘。彼は、それと噂される女子社員の肉体を次々と味見するのだが、めざす女性は意外なところに…。
暇と熟れきった肉体を持て余す、弓恵。夫は海外に単身赴任中。彼女の密かな楽しみは、出張ホストを呼ぶことだった…。女子大生の沙貴の元に、ある日ダンボール箱が送られてきた。送り主は不明、開けてみるとバイブレータとビデオがぎっしり詰まっていた…。29歳の梨絵は上司と二人きりでサイパンに不倫旅行に来ていた。マンネリ化した二人のセックスのカンフル剤として、若い娘を引っ掛けて3Pをしようとする魂胆であった…。友季子と夫とは冷えきった仲だった。学生時代の同窓会の帰り、ふらりとホテルのバーに立ち寄った。そこで初めて売春をしてみたが…。欲望に疼く女達が、次々貶められてゆく。