著者 : 北見隆
康男と茂は、小学生の時からのライバル同士。同じ中学、高校、大学へと進み、二人は常にトップの座を競い合ってきた。しかし30歳を越えた今、康男は若くして一流企業の社長となり、茂は康男に雇われている平社員。二人のライバルの運命を分けた出来事とは、一体何だったのかー?三毛猫ホームズにも灰色・縞柄の「ライバル猫」が登場!?大人気シリーズ第29弾。
片山晴美の旧友・野上恵利は新人女優。次の舞台の主役に大抜擢され、晴美はお祝いの会を開いた。その席で、恵利は「私、殺されるかもしれない」と不吉な言葉を口にする。一方、恵利に主役の座を奪われたベテラン女優・丹羽しおりは傷ついた心を癒すため、グループカウンセリングを受ける。しかし、そのグループの関係者に次々と事件が発生してー!?三毛猫ホームズが「役者」としても活躍する、大人気シリーズ第28弾。
榎本悦子は23歳の新米編集者。入社してすぐにまかされた初仕事が作家・赤川次郎の連載小説担当だった。今日はいよいよ最終回の締め切り日。一体誰が犯人なのか見当もつかない『少女漫画家殺人事件』が、ついに完結するのだ。「真犯人」を一番最初に知ることができるのは担当編集者の特権というもの。心躍らせて赤川邸に向かった悦子だが、何と赤川先生が行方をくらましていてー!?三毛猫ホームズや『天使と悪魔』のマリとポチなど、赤川作品の人気キャラクターたちが総出演。さらに作者「赤川次郎」自身も登場する、超豪華な一冊。
あんな有名詩人との恋?考えられない!雪子は舞い上がっていた。なんてったって、本人に付き合ってほしいといわれたのだから!でも、雪子は知らなかったのだ。おなじみ片山刑事と晴美とが、TVスタジオで、詩人を殺そうと花束にナイフを隠し持った女・ユリ子に遭遇していたことをー。ユリ子は告げた、「あの男は悪魔よ!」。雪子の運命はいかに!?三毛猫ホームズシリーズ第27弾。
宝くじが当たった!?運良く分け前にありついた片山は、その賞金で夕食会を催そうと計画する。しかし、お楽しみの安息日となるはずだった一日に、片山はひょんなことから東京名所巡りの観光バスで殺人犯と同乗する羽目に。一方、晴美も現金強奪事件に巻きこまれてしまい、石津はショールームで死体発見。そのときホームズは借金苦で一家心中を図る親子と死への道行きを共にしていて…。とんでもない事件に同時進行で巻き込まれてしまった三人と一匹。はたして全員集合はなるのか?大人気「三毛猫シリーズ」第二十六弾。
「やめろ!そいつと結婚しちゃいかん!」かの名画『卒業』のラストシーンそのままに、恋人がヴァージンロードから花嫁を奪い去る。しかし翌日には、純白のドレスを真っ赤に染め上げた死体が発見されて…。ドラマチックな仕掛けに、一筋縄ではいかない男女の情を鮮やかに描きあげて意表をつく表題作ほか、上司と部下・同僚・夫婦など、さまざまな人間関係のもたらす愛憎劇を見事に浮き彫りにする読みきり傑作短編、全五話を収録。
大財閥の娘が、片山刑事に恋をした!?何やらアヤしい心中事件を捜査し始めた片山刑事と晴美。死体を引き取りに来たのは、巨大財閥一族だった。一家の娘・みゆきは、どうやら片山刑事に惚れてしまったらしい。そしていつの間にか、二人は結婚することになってしまったからびっくり!!ついに迎えた結婚式当日。このまま片山は結婚してしまうのかー!?大人気三毛猫ホームズシリーズ第24弾。