著者 : 千野帽子
ロボッチイヌロボッチイヌ
獅子文六の短篇小説は、生前多数発表され、長篇小説にも勝る魅力を持ちながらも、そのほとんどは読むことができなくなっていた。そんな貴重な作品群から編者監修のもと、“男性”が活躍する作品をコンセプトに編んだ作品集。当時の性に対する社会風刺ともいえる表題作「ロボッチイヌ」を筆頭に、ユーモアと人間味、鋭い批評性にも溢れたオリジナル編集の傑作短篇集。
オリンピックオリンピック
オリンピック、四年に一度のスポーツの祭典。選手たちの躍動の一瞬、勝敗に新記録、会見に奔走する取材陣。文学はオリンピックの昂揚を切り取り、作品に取り込んできた。観戦記から、過酷だった古代オリンピックの逸話、誰も注目しなくなった未来のオリンピックまで。アイリアノス、小川洋子、グルニエ、沢木耕太郎、田中英光、筒井康隆、中野好夫、三島由紀夫、山際淳司による9編を収録。オリンピック・アンソロジー。
夏休み夏休み
夏のひととき、灼熱の太陽の下の解放感。ひんやりとしたプール、家族とのキャンプ、夜空に浮かぶ大輪の花火、探検に列車旅、高原の避暑地と田舎暮らし、甲子園、アルバイト、そしてほのかな恋。ゆたかできらきらとした特別な時間、忘れがたい思い出の数々-。永遠の夏の1シーン、「夏休み」名作短篇集。
富士山富士山
日本一の山、富士。古今東西の作家がこの秀峰を愛で、小説、紀行、エッセイに著し、俳句短歌に詠み込んできた。国の象徴、火山、霊峰、信仰の場、登山、新幹線からの眺め。さまざまな顔と文化的側面を持つ富士山。その魅力が、名文で、鮮やかに描かれる!
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