著者 : 半藤一利
漱石先生がやって来た漱石先生がやって来た
漱石生誕150年。その生涯の中で分岐点となる一年があった。明治38年、教師稼業の傍ら、発表した小説『吾輩が猫である』が評判となり、帝大教授への道か、小説家への道かで迷う漱石先生。日露戦争勝利に沸き立つ世相を背景に、分かれ道に立った漱石先生の一年間を『吾輩は猫である』のモデルになった夏目家の福猫、半兵衛の目を通して小説仕立てで描く表題作を大幅に改訂した決定版!また、当時の漱石の生活を別の視点から描いたエッセイ「千駄木町の漱石先生」を併録。
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