著者 : 卯月みゆき
なにわ万華鏡 堂島商人控え書なにわ万華鏡 堂島商人控え書
大坂の堂島にある米問屋・栄屋で手代として働く佐助は、暖簾分け・独立を目指して先輩同輩らと商いに励んでいる。幕末の動乱前夜の大坂には、大鳥圭介や福沢諭吉、清水次郎長の子分の石松らが集まっており、佐助は彼らと交流を重ねながら、時代の転換点を商人として生き抜いていくー。
音無し剣 又四郎(一) 撃剣天下一音無し剣 又四郎(一) 撃剣天下一
江戸の新興道場・北辰一刀流玄武館の千葉周作は名門・中西道場の重鎮から極秘の依頼を受けて、門弟の平手造酒に高柳又四郎の監視を命じた。撃剣の天才“音無し剣”の遣い手と称される高柳又四郎には、世に知られてはならない秘密があったー。名だたる剣豪が覇を競う撃剣の世に、瞬速無音の剣が閃く!
口入れ屋お千恵 繁盛記(三)口入れ屋お千恵 繁盛記(三)
若草色の暖簾ー口入れ屋「百合花」は、仕事を探す女性を専門にしている。出生、家庭、結婚など、さまざまな悩みを抱えて、女たちはこの店を訪れる。「百合花」の女主人・千恵は、父と弟を亡くしてから独り身を通してきた。しかし元婚約者の孝四郎に、裕福な商家の若い娘との縁談が舞い込む…。お千恵自身の生き方と幸せを問う、シリーズ第三巻。
口入れ屋お千恵 繁盛記(二)口入れ屋お千恵 繁盛記(二)
江戸中でも評判の深川三好町「百合花」は、仕事を探す女人のための口入れ屋。若草色の暖簾を潜れば、元々は武家の娘であった女主人・千恵の優しい笑顔が、今日も悩み惑う女たちを待っている。そんな「百合花」で働きたいという町娘ーお文。一見すると真面目な彼女が抱える事情が、千恵自身の哀しい過去にまつわる事件へ繋がっていく…。
口入れ屋お千恵 繁盛記(一)口入れ屋お千恵 繁盛記(一)
深川、三好町。通りから一本それた路地に佇むのは、若草の暖簾が掛かる「百合花」。そこは“元”御家人の娘・千恵が切り盛りする、女が女として生きる仕事を探すための、女人専門の口入れ屋だ。「百合花」を訪れるのは、嫁ぎ先を追われた若い後家、事情があって大奥勤めに暇乞いをした女中など、ひと癖ある事情を持つ女たちばかりー。
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