著者 : 吉田幸一
榊原本和泉式部日記榊原本和泉式部日記
榊原家旧蔵本の影印。寛永・寛文頃、松平文庫本を榊原忠次氏が書写。題箇簽は「和泉式部物語」、内題はない。応永本系統中の無識語本に属し、島原本と親子関係にある。解説にて四系統(三条西・寛元・応永・混成本)の差異を類別、一覧とし、底本の位置づけ等を検証する。
正徹筆 静嘉堂文庫蔵徒然草(下)正徹筆 静嘉堂文庫蔵徒然草(下)
静嘉堂文庫蔵の正徹自筆本「つれづれ種」上下二冊を影印。該本は、昭和六年、川瀬一馬博士によって発見せられたもので「徒然草」写本中、最古のもの。書誌他、二十六項目にわたる様々な分析から、失われた親本の全容を類推する詳密なる解説を別冊とした。講読等に絶好。
PREV1NEXT