著者 : 吉田康弘
映画「かぞくいろ」の小説版ストーリー 地方のローカル線を舞台に鉄道にまつわる人々の人生を綴った映画「RAILWAYS」シリーズ最新作。夫を突然亡くしてしまった奥園晶は残された夫の連れ子・駿也を抱え、夫の故郷・鹿児島に住む義父・節夫に会いに行く。節夫は、長い間疎遠だった息子の死、突然現れた息子の嫁と孫の存在に困惑。行くあてがないという2人を自宅に住まわすことを決め、3人の共同生活が始まる。生活のため仕事を探していた晶は、義父と同じ肥薩おれんじ鉄道の運転士を志し、試験を受けることを決意。新しい出発を夢見るが・・・。 映画では、辛い生い立ちの中、やっと手に入れたはずの幸せも崩れ、それでも強く生きるシングルマザーを有村架純、とまどいながらも二人を温かく支える義父を國村隼が演じる。 本作は、映画脚本を原案にオリジナルストーリーを盛り込んだ小説。有村架純演じる晶の裏に隠された波乱の人生に感涙必至です。
天国から届くカードには 母の愛が生きていました。 紀子は引っ込み思案な小学3年生の女の子。研究者の父・宗一郎、優しい母・芳恵、やんちゃな弟・正夫と幸せな毎日を送っていた。 そんなある日、芳恵が病に倒れてしまう。 芳恵は余命宣告を受けながらも必死に病と闘い、紀子の10歳の誕生日に家族で出かけたピクニックで、 「毎年誕生日にバースデーカードを贈る」と子どもたちに約束した。 そして1年後、父や弟と懸命に生きる紀子に、天国の芳恵からバースデーカードが届く……。 20歳になるまで1年に一度届く優しい母のメッセージに、時に笑い、怒り、涙しながら成長していく紀子 。 そして大人になった紀子が決断したこととは…? 世代を超え女性の胸を打つ母と娘の愛の物語! 目 次 プロローグ 第一章 10才のバースデーカード 第二章 11才のバースデーカード 第三章 14才のバースデーカード 第四章 17才のバースデーカード 第五章 19才のバースデーカード 第六章 20才のバースデーカード 第七章 21才のバースデーカード 第八章 25才のバースデー