著者 : 和泉祐司
天空の覇戦 (2)天空の覇戦 (2)
マリアナ諸島が米軍の手に落ちたことで、本土が焼け野原になるのを阻止するためB29対策が深刻な問題となった。海軍は空技廠を中心に軍・民・学の総力を集めて、ターボジェット発動機を搭載した戦闘機開発に邁進。本土防衛の切り札となる震電戦闘機隊が誕生した。昭和20年2月10日、父島監視哨が100機を超えるB29の大編隊を捉えた。出撃した震電戦闘機隊は半数のB29を撃墜し、空襲を防ぐことに成功。しかし米軍は日本軍に対抗するため、夜間の無差別攻撃に踏み切る。日本は本土を守ることができるか…。
天空の覇戦(1)天空の覇戦(1)
アメリカ艦隊を迎撃する『あ』号作戦の完敗は、日本政府と軍に大きな衝撃を与えた。マリアナ諸島が米軍の手に落ち、さらに昭和19年6月、北九州がB29の爆撃を受けた。数カ月後にはサイパン、テニアンを飛び立ったB29が大挙して日本本土を来襲する…。本土が焼け野原になるのを阻止するため、B29対策が深刻な問題として浮かび上がってきた。海軍は空技廠を中心に軍・民・学の総力を集めて、ターボジェット発動機を搭載した戦闘機開発に邁進。B29来襲の危機が迫る中、本土防衛の切り札となる震電戦闘機隊が誕生する!
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