著者 : 喜多南
きみがすべてを忘れる前にきみがすべてを忘れる前に
二年前、目の前で発生した交通事故で親友・瑠璃を失った小谷桃花。それ以来桃花は、幽霊となった親友が、見えないながらも常にそばにいる気配を感じるようになった。彼女にもう一度会いたい、言葉を交わしたい。そんな想いを抱きながら高校に進学した桃花は、幽霊を見ることのできる上級生・結城クロと出会う…。「幽霊」を中心に繰り広げられる青春小説に続編が登場!頑なに笑顔を見せない少女を待ち受ける結末とはー。
八月のリピート 僕は何度でもあの曲を弾く八月のリピート 僕は何度でもあの曲を弾く
高校三年生の八月。北沢鳴海は、自ら「最後のチャンス」と位置づけたピアノコンクール予選に落選した。自分の才能の限界を痛感しながら、それでも諦められない彼は、コンクールの前まで「時間を巻き戻す」能力を使うことを決意する。時間を戻すために必要なトリガーは、かつて才能の差を見せつけられた相手ー音楽の神に愛された少女、神崎杏子と会うことだった…。何度も繰り返される夏の日の果てに待つ、驚きの結末とはー?
きみがすべてを忘れる前にきみがすべてを忘れる前に
結城クロは、ある日の放課後の教室で、同級生だった長谷川紫音の幽霊と出会う。紫音を成仏させるため、彼女の心残りを聞き出そうとするクロ。しかし紫音はまるで取り合わず、生きていたころと同じようにクロを振り回していくが、やがて紫音の記憶と存在が薄れ始めて…。霊感体質の少年と、幽霊少女が繰り広げるせつない青春ラブストーリー。物語の最後に明かされる、相手を想うあまりについてきた「嘘」とはー。
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