小説むすび | 著者 : 園子温

愛知県豊川市で発見された、少女の不可解な死体。女刑事の娘・切子は、母親より早く事件の核心に迫ろうと、悪魔画廊の謎を探るが！？少女の夜の終わりを描く、世界的映画監督による衝撃作。

「いっせーのせっ！」-楽しげなかけ声とともに、女子高生５４人が、新宿駅のホームから、電車に飛び込んだ。だがそれは、始まりにすぎなかった。自殺の連鎖は、またたく間に、全国に広がっていく。様々な憶測が飛びかうなか、やがて“自殺クラブ”の存在が、浮かび上がって…世界的映画監督・園子温による傑作小説。

「犯人の皆さん、お元気ですか。趣味を再開しました。よろしくおねがいします」時効を迎えた事件の真相を、単なる趣味で調べる総武警察署時効管理課の霧山修一朗と、署内の面々。陰の捜査機関に捕まったり、バレーボールで活躍したり、温泉に浸かったり…。霧山ｖｓ逃げ切った犯人の駆け引きも、笑いの小ネタもパワーアップ！クセになる笑い満載のドラマ、“時効ワールド”第２弾の超完全版ノベライズ。

２００２年５月。新宿駅８番線ホームから女子高生５４人が集団飛び込み自殺…熱狂と怒号ー渦中の問題作映画『自殺サークル』の謎の全てにこたえる監督・園子温自身による書き下ろし小説。