著者 : 坂野徳隆
ジュラシック・ワールドの崩壊から3年。恐竜たちが支配するあの島に、火山噴火という危機的状況が迫っていた。このままでは地上最後の恐竜たちが絶滅してしまう。財団の支援を受け恐竜保護に立ち上がったクレアとオーウェンは、再び悪夢の島を訪れ、高い知能と社会性を併せ持つラプトル唯一の生き残り、ブルー救出に乗り出す。だが、クレアとオーウェンを担ぎ出した財団には別の目的があった。それは完璧な戦闘能力を備えた最強兵器としての新種開発。シリーズ最多の恐竜が襲い来るなか、絶体絶命の攻防戦が繰り広げられる。手に汗握るダイナソーパニックの決定版。
米軍偵察兵のニック・モートンは、中東空爆後、偶然にも古代エジプト王女・アマネットの墓を発見する。しかしそれは悪の化身となった王女を生き埋めにするための牢獄だった。5000年もの間封印されていたその棺を運び出したニックだったが、空輸中におぞましい事故が起きて墜落、同行する元恋人のジェニーだけが奇跡的に脱出に成功する。だが数日後、死んだはずのニックが突然目を覚ます。それはアマネットが仕掛けた恐るべき復讐劇の始まりだった。ニックは愛するジェニーを守るため、強大なパワーを宿すアマネットに命がけで立ち向かうが…。
生体肝移植者が瞬時に老化し老衰死した。臓器移植企業クレアが開発したドナーアニマルが逃走し、弟子屈に現れた。道警本部刑事課長補佐の時、クレアに接触し左遷された摩周署防犯課長豊城警部は、世界新聞記者を偽称する軍畑泰司と組み、秘密保持のためドナーアニマル抹殺を企む巌童勉と部下のジラフに挑むが…。
夜の札幌の繁華街で、医療用実験動物を積んだトラックが炎上した。初めは単なる交通事故かと思われたが、現場の目撃者が不審な死を遂げ、さらに、トラックから逃げ出した動物の行方をめぐって、黒い影が暗躍をはじめる。事件に巻きこまれた医大講師は-。