著者 : 塩田丸男
ぼくは五度めしぼくは五度めし
田尾庸平、33歳。身長163センチ、体重75キロ、出っ歯、出っ腹、短足、ガニ股、典型的原日本人的体型。無芸大食、小さな広告代理店のCMディレクター。無類のグルメ・アイディアマンで、次々と企画を連発。その結果、大手の太陽新聞社の事業部社員にスカウトされて…。サラリーマン田尾庸平の、痛快ぶりを描くグルメ出世小説。
社長になるぞ!社長になるぞ!
“誰だって長島や王になろうと夢をもってプロ野球に入ってくる。社長になりたいと思うサラリーマンがいてなぜおかしい”井浦兆一・41歳、友光ホームズの万年係長だ。ようやく課長に昇進した井浦は、妻や部下の前で「社長になるぞ!」と宣言。周囲の冷笑を尻目に出世街道へ。-テレビの舌鋒で知られる著者の痛快小説。
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