著者 : 夏石鈴子
逆襲、にっぽんの明るい奥さま逆襲、にっぽんの明るい奥さま
子どもは言うことを聞かず、夫は理解してくれず、姑は口出ししてくるし、職場では上司に嫌みを言われ…それでも悲しみも苦しみも怒りも胸に隠して、今日も家族のために奮闘する「奥さま」たち。主婦なら誰でも身に覚えのある描写に頷き、読み終える頃には明日を生きる勇気をもらえる8つの共感ストーリーが、「超濃厚あとがき」を加えてついに文庫になりました。
愛情日誌愛情日誌
前は首にしがみついて「うわぁ、好き好き好き」という感じだったけど、今は後ろをどこまでも付いて一緒に歩いていきたいという好きなのだ。-恋愛して、結婚して、家族になった、映画監督の明彦と、働く主婦豊子。2人の子どもたちに囲まれた生活は、恋愛だけのわけがない。セックスも減ったし、ときめくことも減った、恋愛の先にある夫婦の生活を、温かくユーモラスに綴る、とびきりの愛情小説。
家内安全家内安全
誰かを好きになって、恋をして、一緒に暮らす。そこには、たくさん喜びや悲しみ、想いの襞が重なりあっている。夫と娘と初詣に行く日常を得るまでの、恋愛と仕事に戦う日々を描く表題作「家内安全」のほか、「ゆっくり進む船が行く」「鉄紺」「ぬるぬる」、平間至の写真から生まれた「ショートストーリーズ」など、いずれも、恋をする心と体を、まっすぐに見つめた小説集。
家内安全家内安全
セックスの時だけ、正直に素直になれる。意地の張り合いのような、昼間の時間しか自分になければ、心は意地悪なままでいただろう。気持ち良さのなかで、いい子だいい子だと囁かれて、泣きながらわたしの心はピンク色に戻ってほぐれていく。こころに届く小説集。
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