著者 : 大津光央
サラブレッドを殺すのは誰?サラブレッドを殺すのは誰?
東京五輪代表を目指す馬術ライダー・立花詩野と元競走馬のローレンス号。立花の特集を組んだ競馬誌の編集部にある日、ローレンス宛ての不審なメールが届く。そこには13年前に起きたローレンス誘拐事件の顛末が綴られており、立花が事件に重要な役割を果たしていた。それは事実なのか?そして誘拐にまつわる殺人事件の真相とは?二転三転の物語で馬術界の深淵に迫る、著者渾身作。
サブマリンによろしくサブマリンによろしく
二十八年前、八百長疑惑をかけられてみずから命を絶った伝説の下手投げ投手K・M。行方不明になっていた千五百奪三振の記念ボールが発見されたのをきっかけに、彼を再評価する動きが起こる。作家の芹澤真一郎は、K・Mの伝記を書くべく関係者たちのもとを取材して回るが、彼にまつわる逸話にはいくつもの謎があったー。途絶した芹澤の原稿を引き継ぎ、野球嫌いの「あたし」が謎に迫る。
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