著者 : 大西赤人
影踏み影踏み
中学生のボクは、成績優秀でいわゆる優等生だった。クラスのいじめられっ子を救済したこともある。ところが、一カ月の入院生活がボクに気持ちの変化をもたらした。退院すると、かつてのいじめられっ子を、今度はこのボクがいじめるようになってしまったのだ…。少年の日常を通して、いじめ問題を、いじめる側から描いて警鐘を鳴らす現代教養小説。
夜の道連れ夜の道連れ
本書に登場する人々の多くは、様々な形で、つまずいたり失敗したり幻滅したりあきらめたりする。けれども、だからといって著者自身が、暗くてペシミスティックな人間というわけではない。これらの物語は、今でもファミコンに遊び惚けるような僕のノンキな実生活の裏返し(?)なのである。
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