著者 : 天城智尋
後宮の花は偽りを隠す後宮の花は偽りを隠す
「……あなたは、たいした秘密をお持ちのようだ」人の心の内がわかるかのように偽りを見抜き、『心見{こころみ}の妃』と呼ばれていた後宮の妃嬪、范才人{ルビ:はんさいじん}の亡骸が、後宮で見つかった。第一発見者となった相国{そうこく}の女官吏の陶蓮珠{とうれんじゅ}は、国の平和と彼女自身が胸に隠し続けてきた“秘密”を守るため、彼女の死の真相を探ろうとする。後宮で目撃される范才人の幽霊は、いったい何を語るのかーー。バリキャリ女官と皇帝の弟が、W身代わりの契約結婚!! 大反響の中華ファンタジー待望の第3弾!!
後宮の花は偽りをまとう後宮の花は偽りをまとう
契約結婚の“秘密”が暴かれれば、この国は再び戦禍に巻き込まれるー大陸西方の大国「相」。『遠慮がない・色気がない・可愛げがない』で知られる三十路手前の女官吏・陶蓮珠は、ある日、武官姿の男に声を掛けられる。隣国「威」の言葉がわかる独身女性を探していた彼は、蓮珠を嫁にほしいと言い出した。冗談だと思った蓮珠は適当に返事をするが、男は真剣な表情。彼の名は郭翔央。威の公主を娶るはずだった新皇帝の、双子の弟だった。ページをめくる手がとまらない、圧倒的中華後宮ファンタジー!!
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