小説むすび | 著者 : 妙圓薗勉

この著作は、9編の短編小説と1篇の旅行記で構成されています。メインタイトルのフラワーショップは8編の小説の約3倍の原稿量で書かれています。小説のコンセプトとして、日々日常の小さな出来事の突然の変化より人々がどう変化していくか、また、違う人生に入って行くかを表現しました。そこには、人生を見直したり、新たな人生を開こうとする人々の姿が描かれています。また、旅行記は単なる紀行文ではなく、3人の織り成す生活感も含まれ小説のコンセプトと同様な表現に致しました。 　特筆すべきは、フラワーショップと思われます。花を巡っての数人の思いが交錯してまるで、上質な花束を見て心が休まるような作品に仕上げました。