著者 : 安壇美緒
ラブカは静かに弓を持つラブカは静かに弓を持つ
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇。以来、深海の悪夢に苦しみながら生きてきた橘樹は勤務先の全日本音楽著作権連盟の上司・塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠を掴むこと。身分を偽り、チェロ講師・浅葉桜太郎のもとに通い始めるが…少年時代のトラウマを抱える潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が想像を超えた感動へと読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!
金木犀とメテオラ金木犀とメテオラ
北海道に新設されたばかりの中高一貫の女子校・築山学園。宮田佳乃は東京からトップの成績で入学した。しかし新入生総代に選ばれたのは地元生まれの成績優秀者・奥沢叶。奥沢はパッと目を引く美少女で、そつのない優等生。宮田はその笑顔の裏に隠された強烈なプライドを、初対面のときからかぎ取っていたー。
天龍院亜希子の日記天龍院亜希子の日記
人材派遣会社に勤める田町譲。平凡な男のブラックな日常生活を勇気づけるのは、幼い頃に憧れていた野球選手と、長らく会っていない元同級生の日記だったー。第30回小説すばる新人賞受賞作。
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