著者 : 室谷雅子
奇策屋見届け人 仕掛の章奇策屋見届け人 仕掛の章
旗本の次男坊・仁之助は、とある不祥事のせいでお役を解かれ、さらには婚家を追い出されてしまう。流れ流れて仁之助、辿り着いたは品川宿の、“悪人町”で“奇策屋”の看板を掲げる“男名前の美女”宗次郎と出会い、怪しげな仕事を手伝うはめになるが…!?素浪人・仁之助と、悪い奴らに“奇策”を売って暮らす宗次郎との、奇妙奇天烈な生活が始まった!悪党は怒り小悪党は笑う、人情味溢れる時代小説登場!!
おいらん同心捕物控おいらん同心捕物控
吉原遊廓の大見世「大坂屋」の花魁・綾音太夫には、別の顔があった。一つはお針で生計を立てる器量よしな小町娘の顔。そして、遠山景元の密命を受けた隠密同心・綾という裏の顔である。大店の娘が次々と辻斬りにあった事件を調べる中で、綾は大奥に深く関わる闇に辿り着くが…。艶やかな隠密同心が、江戸の悪をお縄にする!
からくり隠密影成敗(二) 弧兵衛、策謀むからくり隠密影成敗(二) 弧兵衛、策謀む
お上の意向で失業した元隠密で絡繰り遣いの男は、名を弧兵衛と改めて、伊賀の才蔵、甲賀のお蜜と共に、弱きを助けて悪を懲らす、影成敗を開業した。一方その頃、市中では阿蘭陀花の儲け話が流行していた。一口乗ってみた弧兵衛であったが…。騙し欺され憂世の巷で、大切なのは小判か友誼か情愛か。からくり成敗、此度の始末はー如何に?
からくり隠密影成敗 弧兵衛、推参るからくり隠密影成敗 弧兵衛、推参る
その男、隠密・根来組で一番の絡繰り遣い。しかし、八代将軍吉宗が御庭番を重用したことで、お役目を無くし失意の中で市中を流離う…。彷徨の果てに彼は、可憐な桃割れ髪ー弓乃が悪漢に襲われる場面に出会す。名乗りを“弧兵衛”と新たにした男は、元伊賀組・影斬り才蔵、元甲賀組・したたりのお蜜と共に、弱きを助けて悪を討つ!
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