著者 : 宮地昌幸
2020年公開予定のアニメ映画『鹿の王』監督=宮地昌幸によるタイムトラベルの名作が新装復刊! 2020年秋に公開が予定されている、上橋菜穂子原作のアニメ映画『鹿の王』。その作品で安藤雅司とともに共同監督を務める宮地昌幸が2015年に出版した小説が、映画公開に合わせて新装復刊。 著者の宮地は、宮崎駿に才能を見込まれ、『千と千尋の神隠し』で監督助手、『伏 鉄砲娘の捕物帳』では映画初監督を務めたアニメ監督だが、小説家としての一面も持ち合わせている。 本作は2019年のNHK朝ドラ「なつぞら」でアニメーション監修をてがけた舘野仁美氏も、強力に推薦! このたびの復刊では、『マイマイ新子と千年の魔法』で作画、テレビアニメ『恋は雨上がりのように』ではキャラクターデザインと作画監督を務めた、今乗りに乗っているアニメーター 柴田由香が、新たな装幀を手掛ける。 そんな楽しみがいっぱいの中年アニメーターによるタイムトラベル物語。 アニメ・ファン必読の書! ▼内容 平凡だが幸せな日々を過ごすアニメーター服部政志の前に、過去から来た中年女性アリアドネ邦子が現れ、政志の15年後の不幸を予言する。その不幸を回避するために、政志は未来へとタイムトラベル。政志は不幸を回避することができるのか? ※本書は、2015年に早川書房より刊行されたものを改訂・再編集して、新装復刊するものです。
「15年後、あなたは奥様や友人に見捨てられ不幸のどん底にいます」平凡だが幸せな毎日を過ごすアニメーター・服部政志に、未来からきた中年女性“アリアドネ邦子”は、恐るべき破局の訪れを告げる。「15年後の8月23日を72回繰り返してください」-そうすれば、最悪の将来から逃れる方法が見つかるという。ヒントは飼い猫のコテツ!?夏の終わりの吉祥寺を翔けるタイムトラベル・ラブコメ!気鋭のアニメ監督初の書き下ろし。