著者 : 富田源太郎
無念なり無念なり
江戸幕府に抵抗した、尾張の解放経済策。尾張に繁栄をもたらした藩主宗春の規制緩和・開放経済策は、江戸幕府将軍吉宗の倹約令に反するものとして阻止され、宗春も藩主の座から引き摺りおろされる。夢を叶えられなかった宗春のみならず尾張の人々の「無念!」の思いは、藩と幕府には「怨念」「恐怖」として伝わり、宗春没後100年余り、その墓碑に金網を被せるほどであった。
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江戸幕府に抵抗した、尾張の解放経済策。尾張に繁栄をもたらした藩主宗春の規制緩和・開放経済策は、江戸幕府将軍吉宗の倹約令に反するものとして阻止され、宗春も藩主の座から引き摺りおろされる。夢を叶えられなかった宗春のみならず尾張の人々の「無念!」の思いは、藩と幕府には「怨念」「恐怖」として伝わり、宗春没後100年余り、その墓碑に金網を被せるほどであった。