著者 : 寺田憲史
朱鬼シオン(3)朱鬼シオン(3)
「サーレイハム・ジューダ!」邪術師シャルロが断末魔に放った一言がシオンのそして霊峰山の運命を変えていった。「法の霊士」の即位式の日、シオンはシャルロの言葉を確かめるため、懲罰士の警備をかいくぐり、首領に会うために霊峰山の奥へと進んでいった。しかし新任の「法の霊士」に見つかり、囚われる。即位の儀をけがした理由で、シオンは霊峰山始まって以来の厳しい処置“死刑”を宣告される。薬草で意識を奪われ、漆黒の神輿で処刑場に運ばれるシオンの運命は…。シリーズ完結編。
朱鬼シオン(2)朱鬼シオン(2)
魔道霊士が次々に襲われるという事件が起きた。が、霊峰山はなかなかその正体をつかむことができなかった。20人余の犠牲を経てえた情報では、かつてない強敵の魔道霊士狩りは、シオンの親しい〈風〉のアデュであった。その追討の命が、過酷にもシオンに下る。同じ魔族の血をひく者を斬らねばならぬのか。霊峰山の掟を破ってまでも自分の信念をつらぬこうとする朱鬼シオンが、その妖剣、〈魔翔二葉〉で闇を斬る時、そこには意外な事実が…。好評シリーズ第二弾。
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