著者 : 小山正太
高校生の岡崎直樹を殺人者へと仕立て上げた川上邦明の遺体が発見された。刑事企画課特別捜査官の東堂定春は、ミハンシステムにおける過去2件のテストケースで関わった人物が事故死、失踪している点に注目する。彼らに共通しているのは、法で裁けなかった犯罪者だということだ。妻と娘を殺された井沢範人をはじめ、犯罪被害者となった過去をもつミハンメンバーの関与が疑われる。捜査が進むなか、川上殺しの重要参考人として連行されたのは井沢だった。犯人は井沢なのか、それとも別の人物か。そして桜木泉の“死”の真相は…?数々の謎が解明されていき、いよいよ物語は衝撃のクライマックスを迎える!
2018年、警視庁では、ビッグデータをもとに過去のさまざまな犯罪と照らし合わせ、AIが統計学的に危険人物を割り出して未然に重大犯罪を防ぐ捜査方法、通称“ミハンシステム”のテスト運用が秘密裏に始まっていた。この“ミハン”のチームリーダー・井沢範人は、明るく振る舞いながらクセ者ぞろいのメンバーをまとめようとする。だが井沢自身も、過去のある事件から、時に狂気じみた一面をみせる闇を抱えていた。ある日、メンバーの一人で元特殊捜査班に所属していた山内徹のかつての相棒で、任務中に失踪した捜査官・桜井泉が遺体で発見されたという知らせが…。予測不能な展開から目が離せない!
ニューヨークで暮らすことを夢見る英会話講師・桜庭潤子と東大出の僧侶・星川高嶺の笑いあり涙ありのラブコメディー。天真爛漫な潤子に一目惚れしてしまった星川は、僧侶でありながらストーカーまがいのアプローチを仕掛ける。一方で、友人の三島、職場の上司の清宮など、潤子の周りのイイ男達が次々告白。三十歳直前にモテ期に突入した潤子が、最後に選ぶ道は、恋かニューヨークか星川か…?コミックス累計三百万部突破『5時から9時まで』(相原実貴・著)のフジテレビ系月9ドラマ化作品をノベライズ。ドラマともコミックスとも違うラストも必見。