著者 : 小田菜摘
平安あや解き草紙 〜その後宮、百花繚乱にて〜平安あや解き草紙 〜その後宮、百花繚乱にて〜
尚侍として、後宮入りした藤原伊子。十六歳年下の帝は、依然として伊子を妻にしたいと思っているらしい。理由があって帝の想いに応えられない伊子だが、役職どおりの仕事をこなす日々にやりがいを感じていた。妃候補の一人として後宮へやってきた祇子にも、彼女の人柄がどうであれ、尚侍として適切な対応をするつもりだったが…?伊子の“職場”でまたもや事件が!?
平安あや解き草紙 〜その姫、後宮にて天職を知る〜平安あや解き草紙 〜その姫、後宮にて天職を知る〜
ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて…と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになってしまった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き…!?平安後宮お仕事ミステリー。
君が香り、君が聴こえる君が香り、君が聴こえる
事故で両目の視力を失った蒼。角膜移植さえすれば、見えるようになるーそう思うと、むしろ何事もやる気になれない。二年が経ち、高校もやめ、漠然とした不安のなかにいる蒼に声をかけてきたのは、友希という女子大生だった。ふたりは惹かれあい、恋人になる。直後、蒼は移植手術を受けることに。だがそれは友希との別れを意味していた…。せつなく香る、恋の物語。
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