小説むすび | 著者 : 小石川一輔

著者 : 小石川一輔

わんすけ先生、消防団員になる。わんすけ先生、消防団員になる。

家族や学生たちから「わんすけ先生」の愛称で親しまれる教授が主人公。ある日、葛飾区へ引っ越し、次男家族と二世帯住宅生活をスタート。稀代の食いしん坊で、趣味はマラソン。下町で出会った人々と交流を深め、仲間たちと「招き猫」を救出し、地元の消防団に入団!? 古希を迎えてなおパワフルな、わんすけ先生の活躍を描く私小説。実在する名店・名所も多数登場するので、下町散策のお供にぴったり! オープニング(幕開け) 第1章 下町生活に馴染む 1.亀有警察署から“両さん”が巡回訪問に来る 2.柴又帝釈天、草団子の「大和屋」 3.ベーカーさんのパーシモン(渋柿) 4.庭師の雄太郎さん、自信満々に「素敵な庭ができますよ」 5.水元公園、下町に残された緑豊かな自然 第2章 鉄ちゃん家族とマーニーさん 1.昭和の町にやってきた 2.京急線、ラッピング車両で家族は騒然 3.おもちゃ屋は過去を振り返らない 4.41年目の結婚記念日@「とうふ屋うかい」 5.わが家に「マーニー」がやってきた日 第3章 ご近所さんの店じまい 1.わんすけ、消防団の制服とヘルメットに魅せられる 2.味噌の請け売り、かつしか小町 3.柴又の老舗、川魚料理「川甚」が閉店になる 4.豊顕寺の桜吹雪、美代子おばさんのこと 第4章 東京下町を歩く、走る 1.創業129年、「土手の伊勢屋」へ行ってきました 2.街ランで隅田川七福神を巡る 3.事件発生、突然、歩けなくなる 4.三重苦:膝腰の損傷、花粉の到来、原稿の山 5.駅前の24時間ジムに通い始める 第5章 下町情緒:江戸から、明治・大正の風物詩 1.「山本亭」の白日夢:大正浪漫の庭と建物 2.秘書さんと浅草デート:「桜なべ中江」、「浅草演芸ホール」 3.明治の柿茶色が令和のいまに蘇る 4.Shall we Dance? 斜行ダンス 第6章 遠い時間、子供たちの未来 1.誕生日と命日、その赤ちゃんは生まれ変わり? 2.古希のお祝い、ケーキのローソクはなぜ7本? 3.不思議と静かな東京マラソン2021 4.みどりバス、ピンクバス、お稲荷屋さんのバス停 5.新しい門をくぐる、孫たちの入学式 第7章 この街と暮らす 1.通勤道、ランニングコース、サイクリング・ロード 2.天使の分け前 3.「やきとりTOP」:旦那は骨を折った。わたしは心が折れた 4.われら葛飾本田消防団 あとがき

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP