著者 : 小笠原晃紀
天造の地天造の地
田舎には何もないから都会に行く……日本中でこんなことが繰り返されてもう何十年になるのでしょう。はたして田舎には何もないのだろうか? いにしえの昔から人の営みがあり、懸命に生きた人間たちのドラマと物語があったに違いない。それを掘り起こし伝えてこなかっただけなのではないか。覚林と金輪五郎の人生を知ってもらいたい。 目次 天造の地 一、大切な宝物 二、山も海も 三、信じた道 四、こころの目 五、光の射す方へ 草莽 一、帰郷 二、蘭医 三、参戦 四、軍令 五、奮迅 六、草莽
吹雪の彼方吹雪の彼方
出世しても、勲章をもらっても、満たされない人がいる。生き残ってしまったと自らを責め、自分には義務があると走り続ける。そうかと思えば、腹を空かせ食料を得るために一日を費やしながら、十分に満たされているとほほ笑む人がいる。家族と暮らし運命に従って生きるのが幸せだと。長谷川貞三と天鷺速男の生きざまをあなたはどう思いますか? 目次 吹雪の彼方 プロローグ 一、鷹巣 二、黒溝台 三、八森 四、八甲田 エピローグ 天鷺に舞う 一、欠けた月の輪 二、一〇年目の別れ 三、燃える城柵 四、それこそが命
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