著者 : 山本豪志
夏の探偵は学生しかしない夏の探偵は学生しかしない
美しい女性准教授は、 「随分と頭の鈍い生徒ね」 呆れ顔で言い放ち、 数々の事件を解き明かす。 研究室訪問のために野島芳生は、東央大学渋谷キャンパスを歩いていた。 見学にいく研究室に向かう最中、ある人だかりが道を阻む。 何事かと事情を聞いてみると女子トイレが盗撮されたらしい。 そんな人混みの中から声が聞こえた。 容疑者は猿顔を真っ赤にしながら無実を叫んでいた。 どうやら、その猿顔の男子学生・富岡は見学に行った今井研究室の学生らしい。 研究室のボス由里子は富岡の無実を半分だけ信じ、仕方なく無実の証明をするために立ち上がった! プロローグ 学生はいつも後の祭り 怪談話にも三分の理 好奇心は猫を起こす 藪をつついて変質者を呼ぶ 二十歳過ぎても駄目な人 学生は三日経てば教訓も忘れる エピローグ
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