著者 : 山浦弘靖
「今、君にキスしたら、多分、君を不幸にするかもしれない」謎めいたセリフを残したままフィアンセの宙太からはナシのツブテ。星子、浮気心がムズムズ!そんな時、宙太から結婚式を挙げたいと電話がきた。ところが、春之介の予知によると、宙太のフィアンセがあとふたりいるという。真相を確かめに、原宿の宙太のマンションに向かう星子に前に、殺人事件の幕が切って落とされようとしていた!
元F1レーサー・唐山から公安二課に届いた「ポルシェ959を高速道路で350キロで走らす」という挑戦状。警視庁は、メンツのためにも、急遽、はみ出し刑事の天宮駿介を特捜ハイウェイ刑事に任命。当日、天宮は、唐山を中央高速・阿智P・Aに追いつめたが、何者かに狙撃された。さらに不思議なことに、ポルシェは高速道路上から忽然と姿を消した!一方、東名高速・浜名湖付近と、関越道・高坂付近で、ビニール詰めのバラバラ死体の一部が発見され…。アッと驚く大トリック!新しいヒーローの誕生!全国整備された高速道路を舞台にした、ニュー・カーアクション・ミステリー!新鋭渾身の書下ろし傑作!
年齢27歳、ディスコが得意、愛車は中古だがワインレッドのMG、五月千春は広域捜査班勤務の“新人類”刑事ー。御歳24、5歳か?路上で見掛けた同色のMGを運転する妙齢の美人に親近感を憶え…。まさか、これが火中の栗を拾う結果になろうとは!ユーモアいっぱいのハードボイルド・ミステリー。
池本郁子が殺されたぁ?それも私の考えた通りの方法で…。まり子は仰天した。郁子はまり子のライバル。大学そっちのけでいつかはシナリオ界の大物を夢見る彼女にとって、その階段をとんとん昇る郁子はまに憎っくき敵なのだったが。事の異常さも気にせず、典型的B型気質のまり子はさっそく事件に首を突っこみ始めるー。
恋多き乙女、星子サン。今回は、あこがれの清里へ、ひとり旅…のつもりが、またもやフィアンセ宙太の出現。その上殺人事件に巻き込まれるし、もうサイテイ。でもおかげで“いい男”マサルと出会えた。やっぱり日ごろの心がけね…と喜んでる場合じゃない。星子、殺人犯にされちゃうかも知れないのだ。よおし、無実を証明するためなら、例え火の中、男の中?いざ、真犯人さがしへ出陣よ!