著者 : 岡山ヒロミ
桃源郷ラビリンス(2)桃源郷ラビリンス(2)
岡山市内の商店街で営業中の古民家カフェ「桃源郷」。料理上手で世話好きの店主・吉備桃太郎は、祖父の真備から「お前は日本昔話の桃太郎の生まれ変わり」などと告げられるが、今ひとつピンとこない。しかし本人の自覚とは裏腹に「桃源郷」にはワケアリの面々が集まってくる。まずは元アイドルの犬養津与志、次に超方向音痴の大学生・楽々森類、そして浮世離れした美形・珠臣樹里。真備によれば彼らは桃太郎の家臣一族の末裔で、いわゆる犬・猿・雉なのだという。さらには幼なじみの大和尊まで、何か因縁がありそうで…?現代に甦る最強おとぎ話、シリーズ第2弾!
桃源郷ラビリンス桃源郷ラビリンス
吉備桃太郎は、岡山市にある古民家カフェ「桃源郷」の店主だ。持ち前の面倒見のよさと天然のトラブル引き寄せ体質のせいか、桃太郎のもとには今日もさまざまな事情を抱えた客が訪れる。ちなみに桃太郎のひそかなコンプレックスは、ベタすぎる自分の名前。同じく“名前で苦労した仲間”で今は海外で仕事に就く幼なじみの大和尊とは、遠距離で友情を温める日々だ。行き倒れていたのをうっかり餌づけした縁で、桃太郎になついてしまった犬養津与志もスタッフに加わり、「桃源郷」はなかなかに繁盛している。ところがある日、店に不審な人物が現れて…?
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